ベートーベン「喜びの歌」ハ長調と短調
今回取り上げたのは、ベートーヴェン作曲《喜びの歌》の冒頭部分です。
この短いフレーズを使って、ハ長調と短調、2つのバージョンを作ってみました。とてもシンプルな素材ですが、コード付けを少し変えるだけで、雰囲気がガラリと変わります。
メロディだけを弾くのではなく、コードを自分でつけてアレンジしてみたいときや、ヤマハのグレード試験(5級)などで即興課題に取り組むときにも、「メジャーの課題をマイナーに変える」という発想は、ちょっとしたヒントになるかもしれません。
特に、短調バージョンに出てくる“A♭ーF#dim”の響きは、ただ悲壮的というよりも、影、美、など心に残る音です。ベートーベンらしい少しドラマティックな雰囲気も意識しました。今回は簡単な楽譜と音源を作ったのでご自身でも素敵な和音や進行を考えてみてくださいね。
ベートーヴェン作曲《交響曲第9番 ニ短調 作品125》第4楽章より「喜びの歌(ニ長調)」

カヤラン指揮の喜びの歌が好きです
ハ長調
ハ短調
最近の音楽活動
いよいよ春が来ましたね。もう初夏と言ってもいいほどの地域があるでそうです。
3月30日、発表会が終わりほっと一息ついたところですが、当日は毎年お決まりの雪でした。なんでいつもこうなるんだろう。雪女かな。いくらなんでももう降らないと思います。
リハ中です
スタインウエイのピアノ。窓からは海が見えます。この建物はレトロな外観。中も古い感じを残しつつ、どこをみてもかわいい、そして素敵。ステージ裏にはモニターもあって、生徒さんの動きがよく見えます。大好きなホールなんだけど、駐車場がなくて近くのパーキングを利用。
昨日はレッスンでしたが「 ピアノ、楽しかったね」 と言ったら、笑顔で「うん」と言ってくれました 。「もう2度と弾きたくない」という言葉は悲しいですから。思い出になったり、頑張るぞという気になったりしてもらえて嬉しく思います。
最近は、Kindle本を書く準備も少しずつ始めています。
タイトルは「田舎暮らしで音楽の仕事をする」〜地方で表現活動する人へのヒント〜
…のような感じで考えています。
イメージは少しずつ固まりつつありますが、タイトルや内容はまだ仮の段階。
書きながら「結局、自分は何を一番伝えたいんだろう?」と立ち止まることもあります。
読んでくれる人なんて、いないかもしれないなぁ…なんて思うこともあります。
そもそも、私のことに興味がある人なんて、そんなにいないよなと思いながら。
でも、それでも伝えたい気持ちがあって。
言葉や音楽を通して、誰かの心に届いたらそれはとても嬉しいことです。
📘『田舎暮らしで、音楽を仕事する道のり』〜地方で表現活動をしたい人のヒント〜
第1章:田舎に住みながら音楽を仕事に
都会に出ずに発信。環境に恵まれなくても工夫次第で道は開く
第2章:自分を大きく見せない
アーティストとしての自信は、肩書や派手さではなく“世界観”
第3章:人見知りで内向的な人こそ向いている
顔出さしせずに誰かの心に音楽を作る
第4章:田舎でも仕事になる音楽活動のかたち
作曲、配信、楽譜販売。ひとつひとつは小さくても大きな未来へ
第5章:ふつうの暮らしだからこそ生まれる作品
日々の暮らしと音楽。自然の中でこそ生まれる音がある。
第6章:SNS、コミュニティが苦手
無理をしない発信の仕方、自己主張しない
第7章:音楽家の税金対策
収入の分散、経費の考え方。
第8章:うまくいかない日々は大切な過程
誰にも見られていない日々こそ土台作り
第9章:失敗の数々
ネーミング失敗。とっ散らかるテーマ、ミスが視点を変えてくれる。
第10章:旅する音楽家を目指して
拠点を持ち、時々移動しながら音楽をつくる暮らし。新しい音楽家の形。
といった感じで。ここにはないですが、「初見」についてもまとめていくつもり。まだまだ増えるかも。
4コマ漫画や、写真なども入れていく予定だけど、完成までまだまだ遠い道のり。
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