心地よい音と嫌な音を聴き比べる耳
私には、少し苦手な音があります。
それは、声の大きな人の会話です。
大きければ全て嫌なのかというとそうではなく、声が大きくてもさほど気にならない人もいます。
この違いは一体なんなのかはわかりません。
なので外に出るとどうしてもいろんな音が耳に入ってきて、すごく疲れてしまいます。
自分には関係ない内容なので無視すればいいのですが、どうしても耳が拾ってしまい、頭の中が忙しくなって不快になり、その日はほぼ沈んでしまいます。
心地よく聞こえる声とそうでない声があるというのは、なんとも失礼な話なのですが。
必要以外、外出はしないことにしています。
音楽を深く聴き分ける力
音楽も同じでオーケストラの楽器の微妙なピッチのズレなどにはすぐ気づく・・
これは音楽に携わる者としてはある意味長所ですが、ピッチに無頓着な人と一緒に演奏すると、精神がすり減ってしまうのです。
良い面もあるというのは、音の空間的な広がりやリズムのわずかな揺れ、テンポ感など、好きなアーティストの特徴を瞬時に聞き分け、それを自分の音楽にも取り入れることができる。
たとえば、同じテンポ60で演奏しても、あるピアニストの演奏はどっしりとした印象を与え、別のピアニストの演奏は軽やかに感じることもあります。テンポが同じでも、ピアニストの個性で演奏は全く違いますね。
こうした違いを見分ける力や聞き分ける力があると、さらに深掘ることができるでしょう。
一方で、決まったルールに従ったほうが楽だと感じる人は、どうしても受動的になりがちです。
「嫌な音」から話が逸れてしまいましたが、ここで言いたかったのは、「聴き分ける力」は音楽をする上でとても重要だということです。
残念ながら、この力は努力だけで得られるものではないことが多いです。
スマホの音は頭で聴いている?
スマホのスピーカーで直接聴く音。
私はこれがとても苦手です。
耳で聴いている感覚ではなく、直接頭に頭に音が入っていく感じ。
だから必ず、Bluetoothに繋いで音楽などを聴くことにしています。
静かな時間を大事にしたい
夜、犬の散歩をしていると、こおろぎの声がよく聞こえてきます。
犬はどこから音がするのかとピンと耳を立て、空を見上げたりもします。
その姿を見ていると、人間と犬では周波数の感じ方が違うのだろうなとちょっと不思議。
こうした自然の音は、不思議と疲れないですね。
むしろ心が落ち着き、頭が整理されていくような感じです。
一方で、生活の中に常に大きな声や、嫌だなと思う音楽ばかりが流れていると、それだけでストレスが
溜まってしまう。
意識的に無音や静かな環境をつくることが大切かもしれません。
そして、自分が演奏する音楽も心地の良いサウンドで聴いてもらえたらなと思っています。
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