Cute×癒し - 心を満たす音楽空間

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アーティストの本音と現実 / おまけ〜即興課題

Mini Lesson

アーティストの本音と現実 / おまけ〜即興課題

今回は最近読んだ外国の記事で思ったこと。

それと、前回のしゅくだいの続きです。コード付け例と変奏アイディアを載せておくので弾いてみてください。

 

即興課題

前回のブログで、課題として載せていましたが、弾いてみましたか?けっこうむずかしいと思います。

 

コード付け

 

 

 

王道の変奏アイディアで弾きました。

最後が多少、強引です・・動きすぎちゃった。

試験などでは、止まってもう一回、というわけにはいかないので、しまった〜と思っても弾き通します。それが即興力。

 

自由に弾いてみてね。

 

現代のアーティストが考えていることと、現実の差

夏休み中、ちょっと真面目に考えてみました。周囲からは売れている、才能だ、自由だ、などと言われている彼らにもいろんな悩みがあります。その中で、少し切実な問題で、もちろん私共感できるようなことだったので、書いてみたいと思います。

ギャップその1

華やかに仕事をしているアーティストは、世界にどれほどいるのか。
その中で、本当に良い環境で活動できている人はごくわずか。
最近読んだ記事から、「やっぱりそうだよね」と思ったことがありました。

 

 

サンティゴールドというアーティストの言葉にとても考えさせられました。
「人生よりも大きな自分を表現しなければならない。そして人々はそれを買っている」


「演じる自分」
もし私が同じ状況になったら、同じように思うかな。

アーティストの現実として報酬の問題があります。

私もこれまでに、時間をかけてアレンジをしたのに一銭ももらえなかったり、一日中ステージの横で裏方として働いたのに、無報酬だったこともあるから。

演奏しても無報酬なんて当たり前だし、自分って一体なんなんだろうと。(今はフリーランス法というのができたので、これから変わっていくのかな)

筋としてこの案件ではこのくらいの料金がかかりますよ、と金額を伝えると、いつの間にかその話は無かったことに・・みたいになったり。連絡しても返信がなかったりで。

「あ〜・・・」って思っちゃう。

そうした経験から、自分がどうやっていけば良いのかを常に考えています。


DIY=Do It Yourself(自分でやる)。

楽曲制作、レコーディング、ミックス、配信、宣伝、ツアー手配まで、すべて自分や仲間で行うアーティストの活動形態を「DIYアーティスト」と呼びます。英語圏でこう言う呼び方は一般的だけど、日本ではちょっと安っぽく聞こえるかも知れません。

またレーベルやマネージャーがいなかったり、それが自由でもあるんだけど、資金、時間、体力、そして精神面の負担はとても大きいのが問題です。

わたしは、ひとりで音楽活動をしているので、まさにDIYアーティストですね。


以前はライブや人前での演奏もしてきましたが、この小さな町で、自分のイメージや感覚を共有できるプレーヤーを見つけるのはなかなか難しいもので、しばらくは一人でやっていくつもりです。


音楽は共通の言葉、つまりイメージがなければ、納得のいくものができません。

自分だけが納得しても、周りを置いてきぼりにしたら、周りからは「勝手にやってくれ」ということになるし、置いてきぼりでも、多少なりとも感性が同じで、通じ合える人がいれば音楽は生きてきます。

もしこの先、同じ感覚を持つ人と出会えたなら、何かを一緒に生み出してみたいと思っています。

そして、私が最も苦手に思うのは自己満足の活動です。
アーティストであれば「見てほしい」「聴いてほしい」という気持ちが出てくるのは当然だけど、どうしても気持ちの中心が自分になってしまい、人間的にも音楽的にも変わっていくのは難しい。

自分にいろんな感性がプラスされていくのを感じることができれば、それが成長だし本望。

私は裏の裏の裏、までその人がどんな気持ちで音楽活動をしているのかまで考えてしまうし、それが結構当たってしまうので、自己満足で嬉しそうな人を見ると、がっかりしてしまうのです。

でもその人たちにしてみると、楽しいことをしてるんだからいいじゃないかー、という話なんだけどね。

そんなふうに考える私は、少しめんどうな人間なのです。

⚫︎ここでいう自己満足は共感の押し売り、元気の押し売りに近い

ギャップその2

音楽をやるには、心の健康が大事。

Big ThiefのAdrianne Lenkerがこんなことを言っていました。

「キャリアが成り立つのは『より多くを引き受け、より多くを成す』ことであるかもしれない。でも、芸術が本当に活きるのは、休息と自分の内側。休息は生産性よりも価値がある。」

わ〜、最もそう。

とにかく疲れたら休む、というのが鉄板です。

いろいろな仕事がたくさん来て、あっちからもこっちからも引っ張りだこ。

周りから見ると、すごく順調に仕事ができてるようにも見えますが、本人の思いではない場合もあります。

確かにそれは有名になっていくストーリーですが、どこかで量産に意味はないということに気づくのだと思います。

好きな時に仕事をして、休みたい時は休むし、何もしたくない時はしないし、好きなことには没頭する。そうしないと、いい音楽はできないんだなと肌でわかったので、今はそんな理想の生活が送れています。
それに「タイムイズマネー」の考えで時間はとても貴重です。私にとって時間はいろんなことを考えるとても意味ある価値。
でもふと思う時があって、みんな真面目に働いている時に自分は何をやっているのだろう・・と不安になることだってありますよ。彼らからしてみると、私がやっていることは趣味同然のこと。
それを師匠に言ったら、「だって周りよりもうんと音楽と向き合ったんだし、粛々とやってきた結果だからそんなふうに思う必要は全くない」
そんな思いを行ったり来たりする中で、これでよかったかも、と思うようになりました。

最近の活動

ニューアルバムを配信開始しました。

Slow Living with Relaxing Piano by Erika Asai
Album • 2025 • 5 Songs • 22 mins

 

けっこう、苦悩や重たい気持ちが時にあることも。一瞬忘れたすきま時間に作っています。

それで後で聞き返すと、悲愴感はなく、みずみずしさがある感じで、自分でもすごく不思議な気持ちになります。(その曲がいいとか悪いは関係なく)

 

ところで、Chat GPT5は触ってみましたか?

私は、3.5の頃から使っていますが、実は性能が上がったという実感はあまりありません。きっと、お仕事している方でフルに使っている方なら違いがわかるのかもしれませんが、私は個人的な用途なので。

 

例えば、このブログを書く時も使っていて、何度も同じような表現が出てきた時、それに代わる類語を探してもらったり、誤字脱字のチェックや英語訳の時に使ってます。

 

作曲AIは試してみてるけど、すべて遊びで実際世の中に出す曲は自力です。

それが楽しくてやっているから。

 

今日はサミュエルバーバーとラフマニノフを曲を聴いて過ごしています。前にも紹介したかな。

皆さんは普段どんな曲を聴きますか?こればかりは個人の趣味嗜好なのでね。私はクラシック、ジャズ、LOFIなんかも聞くし、ジャンルは多岐ですね。

 

これは本当に大好きです

ではまた〜

English Version/Improvisation task

In my last blog, I gave a small task.
Did you try to play it?

Variation idea

Here is a basic variation idea. The last part is a little forced…
In an exam, you cannot stop and start again. Even if you think “oh no,” you must keep playing. That is improvisation power.

Play it freely, in your own way.

The gap between what artists think and reality

During the summer holiday, I thought about this more seriously.
Artists may look “successful, talented, free.” But in reality, they also have many struggles.
I could relate to some of them.

Gap 1

How many artists really have a good working environment?
Only a few.

I read an article about mental health problems in the music world.
Santigold said:

“We have to present a version of ourselves that is larger than life. And people are buying that.”

It made me think.

Money is also a problem.
I have worked for many hours arranging, but got nothing.
I have worked backstage all day, also no pay.
Even after performing, often no fee at all.

Sometimes when I say, “This work costs this much,” the offer disappears. No reply.
I just think, “ah…”

So I always ask myself: how should I continue?

DIY artist means “Do It Yourself.”
Composing, recording, mixing, releasing, promoting, touring—all done by the artist and friends.
This word is common in English. In Japanese, it can sound a bit cheap.

Without a label or manager, you are free, but the cost, time, energy, and stress are very heavy.
I am exactly a DIY artist.

I used to play live, but in this small town it is hard to find players who share the same sense.
So for now, I continue alone.

Music needs a shared image, a common language.
If only I am satisfied, others may feel left out.
But if I meet someone with similar feeling, the music can live.

I don’t like music that is only self-satisfaction.
Of course, artists want to “show” and “share.”
But if the center is only myself, it is hard to grow.
Growth is when I feel new sensibilities added to me.

I often think too deeply.
I can feel what people are really thinking about their music.
So when I see someone just happy in self-satisfaction, I feel disappointed.
But for them, it is simply “fun, so why not?”

Yes, I know.
That makes me a slightly difficult person.

Gap 2

To make music, mental health is very important.

Adrianne Lenker of Big Thief said:

“A career may be built on taking on more and doing more.
But art really lives in rest and in the inner life. Rest is more valuable than productivity.”

Yes, I really agree.

When tired, I must rest. That is the rule.
From outside, people may think “work is going well.”
But inside, the artist may feel different.

Fame can grow, but at some point, you realize mass production is not the meaning.

I work when I want, rest when I want, do nothing when I want, and dive deep when I want.
Only like this can I make good music.
Now I can live this way.

Time is very precious. “Time is money.”
For me, time has deep value.

But sometimes I feel: when others work seriously, what am I doing?
From their view, my work may look like just a hobby.

I told this to my teacher.
He said: “You have faced music much more than others. You kept going quietly. No need to feel that way.”

So going back and forth in my mind, I now think: maybe this is fine.

Recent activity

I released a new album:
https://linkco.re/ANzcyXa2

Sometimes I feel heavy emotions.
I make music in small free moments.

Later when I listen again, the music does not sound sad, but fresh.
It feels strange, but in a good way.

By the way, did you try ChatGPT-5?
I have used it since 3.5.
Honestly, I don’t feel big improvement. Maybe people who use it for work can feel it more.

I use it for small things:
checking spelling, finding other words, translating English, etc.

I also try AI for composing, but just for fun.
The music I release is my own work.

Today I listened to Samuel Barber and Rachmaninoff.
Maybe I introduced them before.

What kind of music do you listen to?
It depends on each person’s taste.
I listen to classical, jazz, lofi, many genres.

I really love this music.
(I shared the link in this post, please have a listen.)

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