カエルの歌、メロディー変奏
今回は二回目、初歩的な編曲についての内容です。勉強してみたいけど、何から手をつけてよいのかわからない人はぜひみてくださいね。
曲の構成についてはこちらです。
Aメロ
基本的なメロディの要素を理解し、シンプルさを保つことが、曲の一貫性を持たせることが大切です。
Aメロとは主題のこと。分析してみるとこんな感じになります。
たった4小節だけど、分析してみると構造が見えてきますね。
Bメロ
かえるの歌の続き、Bメロを作ってみました。BメロはAメロとは別の印象を持たせ、気分的にも高揚させたいところ。 少し単調さから離れてうまくAに戻るきっかけを作ります。
例
メロディ変奏
少しだけ変化を加えるだけでゴージャスになることがあります。そのさじ加減が難しいけど、微調整してみてください。やり過ぎるとダサくなったり主張が強くなりすぎるのでご注意が必要。
トゥファイブワン進行
2−5-1は使用頻度がとても多い進行のでぜひ覚えてください。
ここで使ったのは、Dm-G7-C
4-5-1(F-G7-C)でも良いのですが、おしゃれに仕上げたい時は、251が効果的です。
セカンダリードミナント
ドッペルドミナントという言い方でもOK。ヤマハでピアノを習っている人で、グレードの練習をしている人は、この言い方をします。ちなみに6級で必須の進行です。5級受験予定の人は余裕で弾けることが条件です。
王道のテキスト、ブルクミュラー25などでも頻繁に出てくるので、覚えておきましょう。
2−5やセカンダリードミナントなどちょっととっつきにくいコード進行、音楽用語や形式は、簡単な曲を分析してみるとわかると思います。
終わりに
曲を作っている途中でぐるぐる回って、テーマがどこかに行っちゃった・・・という人は、もう一度基本を見直してみましょう。
どんなに複雑な曲に聞こえても、カタは基本的なものが多いです。
次回はコード付けに焦点を当てて、お話ししていきます。
お楽しみに〜
おまけ
コード付け練習法
かえるの歌は、ヘタをすると全部Cコードで当てはまりますが、幼稚な印象になってしまいます。コード付けが苦手な人は、世界中の童謡で練習してみてください。
例えば、
- きらきら星
- メリーさんのひつじ
- ロンドン橋落ちた
- アビニョンの橋の上で
- グリーンスリーブス
- ブラームスの子守歌
- 大きな栗の木の下で
- ハッピー・バースデー・トゥー・ユー
- ちょうちょう
- さくらさくら、など。
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