私は割とポジティブなほうです。
どん底にいたとしても、どこかで折り合いをつけたり、断ち切ったりしながら、やってきました。
そして今の自分がいます。
けれど、「病んでいる」と言って、闇から抜け出さない(抜け出そうとしない、と言った方が良いかもしれない)人も一定数いるんじゃないかなと思います。
そういう人たちは、同じく闇を抱えた人と共鳴し合い、真っ黒な集団のようになっていくのがとても不思議だなと思って。
そして彼らが好む音楽は、どこか凶器のようにとがり、無機質で冷たいものが多いのです。
そんな、得体の知れない闇(病み?)についての考えです。
闇がさらに深い闇となる
人が抱えている闇は、外からは見えません。
しかし、そういう人の話を聞いていると、闇という存在が本当にあるんだなと思います。
暗さを言葉にしたり、絵という表現で描き出したり、歌の歌詞やフレーズに強く惹かれて、心の中に留めて置くという形。
しかしただ悩んでいるだけではなく、自分からその真っ黒な世界へ歩み寄っていっているようにも見えるのです。
暗い言葉や音楽に共感しすぎると、抜け出すどころか、もっと深い方へと自ら進んでしまう。
同じように迷っている人たちを引き寄せてしまい、お互いに共鳴し合ってさらに深い闇に行っているように感じます。
光を想像できたら
暗い世界には、光のようなものがあると思います。(自分の妄想かも)
それが自分にとって、もしかしたら良い道なんじゃないかと想像できたら、自然とポジティブな想いになります。
ある人は誰かに相談して心を軽くしようとするし、また文学や絵画、映画、音楽といった表現に触れ、自分を強くしていきます。
それは立ち上がるための大きな支えになる。
同じ闇を抱えていても、そこに飲み込まれてしまう人もいれば、そこから力を得て再び歩き出す人もいるのです。
言葉や音に救われる
闇の中にいるとき、ふと耳にした音楽や本のフレーズに救われることがあります。
でも、その響きに気づけるかどうかは、日頃、どのくらい自分の中にいろんな気持ちや言葉を持っているかどうかがとても大きいです。
同じ歌詞を聴いても、心にすっと入ってくるときもあれば、ただ通り過ぎてしまうときもある。
きっと、自分の中にもう一度立ち上がろうという気持ちが少しでも残っているときに、そうした言葉や音楽をいいなと思ったりします。
波長が合わない
音楽は必ずしも救いをもたらすわけではありません。
自分に合わない響き。
自分の波長と合わない音を聴くと、体がおかしくなってしまうことがあります。
刺々しい音やなんとなく落ち着かないリズムに出会うと、気分が悪くなったり、地面が揺れているような感覚に襲われたりするのです。
なぜそうなるのかは自分でもはっきりわかりませんが、その不快感が去るまでに時間がかかることもあります。
希望の言葉と音楽
日常の中で、耳にした音楽や言葉が、気持ちを支えてくれることがあります。
それは小さなものから強烈なものまで。
落ち込んでいるときに誰かとの会話で救われたり、本や映画のフレーズが心に残ったり、音楽も同じで、「希望」として心に響き、前へ進む力になるのかもしれません。
どこか不思議で日本の雰囲気。
新曲です。

これまでつくった曲。

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