Cute×癒し - 心を満たす音楽空間

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ひらめく音楽は、自分の素直な気持ちから

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ひらめく音楽は、自分の素直な気持ちから

私の音楽のひらめき方

インスト音楽には歌詞がありません。
それでも聴いている側は色々なことを感じたり、想像できる。
気持ちや風景、言葉にできない感情が湧いてきます。

曲を作る時は、一番最初に思ったことを、ほぼ無意識で弾くことが多いです。
だから、それはある意味で、ひらめきと言えるのかもしれません。

その状態は何に似ているかというと、例えば誰かと会話をしているとき、言葉にならない感情だけが、心の中でぐるぐると動く様子。

飾らない音楽

このメロディからもっとうまく仕上げようとか、こっちの方が聞きやすいんじゃないかという修正はしていません。


ただ、浮かんだものを、そのまま音にしているだけで、それは感情とも言えるかな。

もちろん、左手のコードや伴奏形は一応考えます。


しかしコードを奇抜にしたり複雑にしたり、もっと良くしようとか、多くの人に聴いてもらえるように工夫しようとか、そういう思いもほぼないまま。

誰かに届けばうれしい

聴いてくれた誰かの心が少しでも潤ったり、遠い昔の嬉しかったことを思い出したり、その人の心の奥で感情が揺れ動いてくれるのなら、それは、とても嬉しいことです。

何をやってもダメで、お気に入りの音楽でさえ何も入ってこない時もある。


心が疲れて、何も響かない日だって、きっとあると思います。

そんな時に、私の音を聴いて、少しずつ心が回復してくれたということがあるみたいで。


役に立てたんだなと思うと、どこの誰かもわからない相手だけど、広い世界の中で繋がっていることが、とても不思議で幸せなんだなと思います。

これからも誰かの沈んだ心がパッと開いたり、それが私の生きがいの一つになったら、生きていく価値があるんだと、改めて思うでしょう。

そんなふうに、私に自信を持たせてくれてありがとう、といつも思っています。

フレーズは、感情でひらめく?

ひらめく、という言葉が私の場合、当てはまるのか?というのが少し微妙。


ひらめきと聞くと、体や頭にビリビリっと稲妻が走るような、真っ黒だったものが突然パッと白く輝く、そんな強いイメージだから。

でも、私の中では感情と同時に曲になっていることが多くて、それを「ひらめき」と呼んでいいのかわからないけれど。

普段から考えていることは、時事的なこと、経済のこと、音楽のことなどいろいろあります。
けれど、一番多いのは人の気持ちについて考えることが多いです。

人との対話から生まれる気持ちもあれば、自分との対話から出てくる感情もあります。

時に、本や映画で気づいた言葉や気持ちもあるし。

ポジティブなものばかりではなく、わりとネガティブなことも多いし、後悔から出てくることもあります。

実際の会話で嫌な思いをしたり、それをいつまでも引きずって、自分の中で大きくしてしまい、勝手に落ち込むことだってあります。

だから自分の精神状態や気分、体調によって出てくる音はすごく変わってきます。

どうであれ、自分の中から出てくるメロディや和音、揺れは毎回同じではなく、その時の気分が落ち込んでいても、出てくる音はとても満ちていたりすることがあって、あれ?と思う瞬間なのですが。

それがとても新鮮で、毎回新しい自分になっていることがとても楽しい。

音楽は、じぶんを解放する手段

ひらめきは、自分の意思ではどうにもならないです。

でも、普段から感性豊かでいることや、いろいろなシチュエーションや気持ちを経験することが、関係しているのだと思います。

いいとか悪いとかではないけれど、思ったことをすぐ口にする人より、ひと呼吸おいて、考えてから言葉を出す人のほうが、こういう感覚は長けていることでしょう。

言葉に出してしまうと、具体化されて相手がそれに共感すると、それはクリアになる。

自分の答えがない時は、誰かと話して答えを探したり、探してあげたりするコミュニケーション。

言葉のキャッチボールは、前に進む力を与えてくれます。

しかし、あの時あんなふうに言ってしまったけど、それでよかったのかな?とか、あんな言われ方をしてとても悲しかったけど、表面的にはやり過ごしたとか。

人間だから色々な考え方や見方をするし、言葉に出したものとは別の感情をたくさん持っています。

自分の場合、音楽をとおして、感情や感覚的なものを、表に出しているのかな。


本当は言葉にして伝えたかったけど、場の空気にのまれてしまい、言えずに終わった気持ちを解放しているというか。


自分で自分の機嫌をとりながら、素直な自分を音楽で確かめているんだと思います。

そうやって純粋な自分を証明する手段が私にとっての音楽です。

ひらめきは感情だけではなく、頭を空っぽにする時間が大切。

「午後のぼんやりが音楽力を育てる」について書いた記事では、その感覚をもう少し別の角度から綴っています。 こちらも読んでみてください。

午後の、ぼんやりが音楽力を育てる
午後のぼんやり時間は音楽のひらめきとインスピレーションに最適。DMNや統計的学習を活かし、BGMを聴くだけで耳を鍛え、即興や作曲力を伸ばす方法を紹介します。

【ほのぼの&Relaxing Piano】

楽曲は、SNS(YouTubeやInstagram、TikTok)などの動画BGMとして自由にご利用いただけます。おうちBGMとしても良いですよ🎵

気に入ったら、ぜひプレイリストに入れて、作業中やリラックスタイムに聴いてみてくださいね。

English Version/How My Music Comes to Me

Where my true self becomes sound

Instrumental music has no lyrics.
Yet it can bring back memories, feelings, and colors we can’t put into words.

Letting quiet feelings become music

When I compose, I simply play the very first thing that appears in my mind.
No plans. No polishing to make it “better.”
Sometimes it doesn’t feel like a “spark.”
It’s more like a quiet emotion that turns into sound before I notice it.

Music shaped by unspoken emotions

My mood, my body, the conversations I had,
the thoughts I couldn’t say out loud — they all shift the sound.
Even on days when I feel low, the music that comes out can be full and warm.
That always surprises me, and I enjoy meeting a new version of myself every time.

When someone else feels something too

Some people listen and feel their heart soften,
or remember something precious from long ago.
If my music can open a small window in someone’s heavy day, even just a little,
that is enough for me.

Music speaks when I couldn’t

Maybe this is how I take care of my own heart too —
by giving shape to the words I couldn’t say,
and letting them become music instead.

 

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