Cute×癒し - 心を満たす音楽空間

心に優しく寄り添う癒しメロディ
日常の忙しさから一歩離れ
ふんわりとした幸せを感じられるほのぼの空間です

「小松美羽/祈り 宿る」を観て

blog

「小松美羽/祈り 宿る」 アート鑑賞

先日、小松美羽さんの展覧会「祈り 宿る」を見てきました。
美術ことはよくわからないけれど、作者の生き方や精神に興味があって、よく美術館へ出かけます。
最近は写真撮影がOKな展示が多く、こうしてあとから振り返ることができるので嬉しく思います。

ウサギの魂

創作の根っこにある考え方が、どこか自分の感性と重なることがあって。


自然や生命への敬意、ふだんは目に見えないものを、自分なりの表現で形にしようとすること。
その根っこの部分に、通じるものがあるように思いました。

小松さんは、かつて飼っていたうさぎが亡くなった瞬間、魂が抜けていくのを見たそうです。


そしておじいちゃんが亡くなった時、そのうさぎの魂がおじいちゃんの魂をあちらの世界へ先導したのだと。
それ以来、人も動物もあちらの世界では平等だと考えるようになり、祈りや神獣、守護獣をテーマに作品を手がけているということです。

自分が二人

私はこの話を聞いて、なぜかすごく共感しました。
昔から、いつも自分が二人いるような気がしていて、片割れの自分が外に出ていって、いろんなものを見て、また戻ってくる。
そして戻ってきたときには、強くなっていたり、何かを持って帰ってきたり、別の自分になったような・・

そんな感覚がずっと不思議でした。

魂を見た

小松さんが「魂を見た」と言うのだから、それは本当なんだと思います。


私も、自分の中からもう一人の自分が離れていく感覚を持っているので、それを「夢の話」とも言い難い。


ただ、私は実際に見たわけではないので、証明ができません。

だから、寝ぼけた話なのかも?と思っていますが。

超現実的思考

通常、見えないものがあたかもそこに存在してるかのような映像を見る人は、何かの病気ということも考えられるけど。

私はどちらかというと、証拠があったり、自分で体験しないと不可思議なことは信じないほうです。
占いなんかはその代表で、それに対してはまったく夢を持っていません。


未来のことなんて誰にもわからないから。


今やっていることが一年後に成果をあげるのだし、何もしなければ何事も起きない。
という超現実的な思考です。

それでも、もし量子力学的なことが解明されてきているのなら、とてもワクワクしますね。

神は存在するの?

子どもの頃から神話を読むのは大好きでしたが、物質的に神が存在するとは思っていません。


それでも、何億年も前から続く自然と、猿から人間に進化した存在が、やがて言葉を持ち、戦争の中を生き抜き、その連なりの果てに私が生きている。


私はそのお裾分けで生きているわけだから、気が遠くなるような時間を経てここまでつないでくれた自然が、最も尊い存在です。

それがもしかしたら、神というのかもしれません。

説明がつかない出来事もある

科学的な根拠は世の中の信用がありますが、それだけでは説明がつかない現象もあります。


「あれはいったい何だったんだろう?きっと寝ぼけていたんだ」と、自分の中で無理に納得させた経験もあります。


けれど、科学が絶対で、それ以外は「単なる不思議ちゃんの戯言」として片づけられてしまうのは、少し違う気がします。

莫大すぎる何かを表現したい

小松さんの作品を見て、「魂」という言葉が急に現実味を持ちました。
しかし、それはとても曖昧です。なぜなら私はそれを見ていないから。(多くの人は見ていないと思う)


もしかしたらあまりにも莫大で、考えとして収集がつかないのかもしれません。
だからこそ、得体の知れない莫大な何かを衝動的に表現したくなる、と言ったほうが良いのかな。

対象が大きすぎると、分割して考えたくなることがあります。
私の場合、それがなぜか「憧れ」というカテゴリーに入り、自分と比較して、勝手に憧れの対象を作ってしまう。

私は居なくてもよいという思考

私なんか、居なくてもよい。

これは決してネガティブな考えではないのですが、「私はいなくてもいい」というところに行き着くことがあります。

その考えは、「エゴが薄れていく」と自分では理解しています。


すると、先ほどの「偉大で尊い自然からお裾分けをしてもらった」ということを思い出して、
やっぱり自分を大事にしよう、と思い直します。

今回は、目に見えないものについて考えてみました。
数字や仕組みで物事を整理する人も多いけれど、人の想像力や観察の力は、その枠を超えることもあるのかな、なんて思いました。

一方で、世の中には「見えないもの」を都合よく利用して、
魅力的な言葉だけで人を騙したりする人もいるから、気をつけなきゃね。

コンテンポラリーなピアノ曲

Flow by Erika Asai
Single • 2025 • 1 Song • 2 mins

 

 

👉 Erika Asai 音楽一覧はこちら

コメント