かっこよくて使えそうなコード進行を覚えたいけど、練習法がわからない。
コード進行を本当に理解するには、ただ暗記するのではなく、弾いて試すことが大切です。
誰もが聞いたことのあるショパンのノクターンで、楽しみながらコードを自然に身につける方法を紹介します。
クラシックの練習だけではコード感は身につかない
原調は変ホ長調で黒鍵が多く、コードを分析するのが大変ですが、ハ長調に移調してみるとよくわかります。
クラシックの曲を練習することは、芸術性の高い音楽を奏でるには、とても大切です。
しかし、たとえば子どもが体操教室で柔軟や瞬発力を鍛えても、外で思いきりかけっこをしたことがなければ、本当の運動感覚はつかみにくい。
これと同じで、純粋な気持ちで「ピアノで自由に遊ぶ」には、クラシックの練習だけではなく、たくさんの寄り道をすることが重要です。
ハ長調のノクターンop.9-2でコード進行体験
クラシックを弾いてきた人は、楽譜をそのまま演奏することに慣れているので、コードを進行として捉えるという体験があまりありません。
今回はショパンの名曲をハ長調にしてみたので、コード進行を感覚的に弾いてみましょう。

コード進行は意外とシンプルですね
楽譜のダウンロードはこちら
応用編〜ノクターンのコード進行でカエルの歌をメロディに
ノクターンのコード進行で、メロディーはカエルの歌ならどうなるのか弾いてみました。
早速弾いてみたら、驚くほどハマりました。

あまりにもしっくり来すぎて笑えるほど
もちろん、ところどころメロディーと和音が合わない部分が出てきます。
そんな時は自分で少しメロディーを変えてみる。
これが実はとても大切な練習になります。
理論の本を読むだけでは「こんなコードがあるんだな」で終わってしまいがちだけど、弾いてみると少しずつ理解が深くなっていきます。
色々な進行を知ることは、アレンジや作曲の勉強にもつながりますね。
弾いてみることが近道
私は子どもの頃から好きな歌をリード譜(メロディーとコードが書かれた譜面)で弾いていたこともあり、自然にコードを覚えることができました。
もちろん、クラシックピアノで基礎力をつけたので、同時進行で色々なことを経験しました。
ぜひリード譜や、コード付きの曲集を使って、自然にコードの流れを体で覚えてください。
理論書を読むだけでは腑に落ちにくいことも、実際に手を動かせば頭と体は自然と覚えていくことでしょう。
とてもむずかしくて手が出ないという人は、今回のサンプルを見るだけでも大丈夫です。
きっといつか役に立つと思います。
コメント