ピアノグレード7級、即興演奏の練習
ピアノのヤマハグレード7級・Bコースの即興演奏は、多くの人にとって最初の大きな壁です。
9級・8級までは与えられたメロディーに伴奏をつけることが中心でした。
7級からは、新たにメロディー変奏が求められるようになります。
要領がつかめないまま練習している人も多いでしょう。
しかし7級の即興は工夫して取り組むことで、音楽をつくる楽しさに出会えるきっかけになります。
この記事では、7級Bコースの即興でつまずきやすいポイントと、合格につながる練習のコツを紹介します。(楽譜、音源あり)

元ヤマハシステム講師。
グレード試験官も経験。
私も子供の頃からグレードを受けてきました。だから大変さがよくわかります。しかし今では一日中作曲しても苦にならないほど、曲を作るのが大好き。この経験をもとに、即興に悩む人へヒントをお伝えできればと思います。
⚫︎楽譜のダウンロード
とはいえ、合格を目指すよりも、自分で音楽を作る楽しさを伝えたいというのが、本心です。
🔹2025. 11~ Bコースの出題方法が変更しました。こちらでご確認ください。
http://ヤマハグレード Bコース 出題変更(公式PDF)
即興演奏の悩み
- 変奏の仕方がわからない
- コードが付けられない
- メロディーを動かしすぎてしまう
- 考えすぎて進まない
練習法
メロディ変奏の場合
- 変奏パターンを決めて練習する
和音づけと変奏の場合
- カデンツを練習する(転回形も)
- 変奏パターンを決めて練習
#、♭3つまでの長調と短調
4/4, 4/3, 4/2, 8/6 拍子。
それぞれの拍子で伴奏形を弾けるようにしておく。
課題/ヘ長調 3拍子
①メロディーを演奏する
まずメロディーのみ演奏します。その時に、左手の和音を想像しながら弾いてみてください。
メロディが弾けない場合は先生がフォローしてくれます。

②メロディーに合う伴奏をつけて弾く
曲に合うテンポで弾いたり、スラーに気をつけながら、伴奏も弾きます。

③全体を変奏して弾く
メロディーと、伴奏を変化させて弾きます。

よくある勘違いな変奏例

3拍子の課題にありがちで、最後は4拍子でおわってしまう。
それと、最後の方で動かしすぎて、小節数が増えてしまうことも。

即興演奏の練習ポイント
7級Bから出てくる即興演奏で戸惑うのは当然のことです。
ではメロディー変奏はどのように練習するのか、解説します。
メロディー変奏を練習するときは、
一つのリズムパターンを決めて弾いてみましょう。
音を入れ替えてメロディを変奏するのはとても効果的な練習です。

音楽的な工夫

下に書いたメロディーのように、半音だけ動かして弾いてください。
これが、全音だとイマイチなメロディーになりますよ。弾いて確かめてみて。


発見はたのしい!
ひとことアドバイス
頭で3拍子とわかっていても、ついつい4拍子で終わってしまった・・仮に試験の時にやってしまっても、そこが原因で不合格になることはないと思います。
テンポ感、和音づけ、変奏力がバッチリだったら、たとえ最後にやらかしたとしても合格するでしょう。
ただ、1の和音しか付けられなかった、試験管の先生が和音を教えてくれたのに、全て別の和音を弾いてしまった、などの理由があれば不合格になってしまうかもしれません。

即興演奏は楽しく。ふだんから色々チャレンジしてみてください。
練習はうまくいかないことだらけ。こんなメロディーがいいのかな?と思って弾いてみたら、つじつまが合わず、音符がはみ出てしまった。など、思っていることとは相当かけ離れたことをやってしまうことも多々ありますね。
日頃からたくさん練習してコツをつかんでいきましょう。
終わりに
ピアノを弾くことが大好きになったり、さらに深く知りたいと思ってもらえるような内容にしています。
グレードを勉強する面白さや、曲を作る楽しさや不思議、即興や変奏を通じて感じたことを少しずつシェアしていきたいと思います。
ピアノの技術を磨くのは当たり前なんだけど、想像したり、考えたり、音を頭の中でめぐらせていく。
私にとって、その時間は作曲の土台になっただけではありません。
ずっとそうやってきて、何事も深く考えたり、面白がったり、感動したり、時には落ち込んだり、はい上がったり。
とても人間らしく過ごしています。
ここでやっていることは、ハードル高いですよ!一緒に頑張っていきましょう。
サイトでは日々の中での気づきやつぶやきも書き留めていくので、読んでいただけると嬉しいです。コメントや質問も大歓迎です。
片っ端から問題をやるより“ポイントを知ること”が近道。
7級の練習が楽しくなる内容です。



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