ピアノを弾く腕前はあっても、アレンジやコード付けが苦手。

クラシックを中心に学んできた人や、大人になってピアノを再開した人の多くが、こうした壁にぶつかりますよね
身近な曲、「カエルの歌」で、曲の構成 、 メロディ変奏 、 コード付けを一度に学べるようにまとめました。(楽譜と音源付き)
おしゃれ&簡単「カエルのうた」ピアノアレンジ
曲の基本構成を理解
作曲やアレンジを考えるうえで大切なのが「曲の構成」です。
多くの曲は、次のような形で成り立っています。
イントロ → Aメロ → Bメロ → Aメロ → エンディング
曲全体が自然にまとまります。
イントロ〜始まり
A〜提示(テーマ)
B〜展開(盛り上げ)
A〜再現(Aメロ)
エンディング〜終わり
はじめに決める3つのこと
原曲

最初に、この3つを決めておくとスムーズです
- 構成
- テンポ
- ジャンル
例
構成はイントローAーBーAーエンディング。
テンポは70〜80くらい。
ジャンルはきれい&ゆったりポップス。
イントロの作りかた

イントロはどうやって作るのか悩む人が多いですよね
迷ったらシンプルに。Cコードを土台にしたイントロは、いろんな曲に合わせやすい基本形です。
Aメロ部分
カエルの歌のAメロは、すでに完結している短いフレーズです。
だからAの部分は無理に変奏しなくても大丈夫。
コード付け
コードは、Cのままで内声を動かしてみました。
コードの中で小さなメロディを作っているようなイメージ。
こうすることで、単調にならずにアレンジできます。

シンプルな音でもアレンジ技法としては少し高度
Bメロ(展開)を自分で作る
ピアノ伴奏やアレンジでは、Bメロ(盛り上がり部分)をどう作るかが大切です。
少しコードを変えるだけでも曲に変化がつきます。

Bメロは音域を少し上げて、気分も高めよう
例
Aに戻る(再現)
Bメロで盛り上げたあとは、 同じテーマに戻ってまとまり感を出します。
エンディング
イントロをそのまま使うのもよくある手法。エンディングは新たに作らなくてもOKです。
少し変えてみたいという人はこんなな方法もあるので試してみてください。
例えば、リタルタンドで落ち着かせる、最後の和音を高い位置で響かせる、など簡単な工夫で雰囲気が変わります。

エンディングは、曲の印象を決める大切な部分です
例
仕上げ
完成した「おしゃれ&簡単カエルのうた」を聞いてみてください。
楽譜はダウンロードできます。
楽譜
ぜひ弾いてみてくださいね。
感想、ご意見はこちらです。

コメント
>単調は曲に、超純粋なコードを使うと、ダサダサ・・・
単調な曲に
👍
シンプルなコード進行の曲をアレンジする時は、扱い方で印象が変わりますね。今後もいろんなアプローチで曲作りを探ってみます。