ヤマハピアノグレード5級の、即興A。
「何を弾いたらいいのかわからない…」と悩む人も多いです。
今回は、誰もが知っている童謡「ロンドン橋」を使って、即興Aの流れとアイディアを紹介します。
これから即興を始める人や、試験前に練習したい人にぴったりの内容です。
ロンドン橋/テーマと演奏例
テーマを弾く
ロンドン橋を例に弾いてみます。
演奏例

4拍子の曲なのに2拍子で弾いてしまいました。拍子感も大切なポイントなので、気をつけましょう。
変奏例とアイディア
すぐに使える素材なので試してみてください。
2拍子にして全体に軽さを出す
拍子を変えて舞曲風にするのは良いアイディアの一つ
8分の6拍子で雰囲気を変える
ダウンロード↓
左手伴奏のアイディア
スタッカートや装飾音など入れてもいいですね。
応用編 〜長調から短調にする
何やら少し重々しい雰囲気・・・この例は4級程度だと思いますが、チャレンジしてみてください。
音域を広くしたり、テンポをゆっくりにしたり、左手はあえて伸ばす和音にしたり。
雰囲気を変えて弾いてみました。
楽譜ダウンロード↓
なんでもかんでも変奏して弾けば良いと言うことはありません。

即興力はもちろんですが、どう表現したいのかが大事です!
モーツァルトやベートーベンも理論を勉強した
偉大な作曲家たちも基礎を学んだからこそ、自由に即興できたんだと思います。
モーツァルトやベートーベンでさえ、音楽理論を勉強していることは彼らの伝記などによって明らかである。
「即興練習本から引用」
ブルクミュラーやソナチネからも学べる
これから即興演奏の勉強を始める人は、これまで練習してきた楽曲の分析をしてみると良いです。
ブルクミュラー25番れんしゅう曲や、ソナチネなどはとてもわかりやすいです。
曲の構成、和音の使い方、展開の仕方など、とても参考になる素材がたくさん。
特に、低音の動き、和声、効果的な装飾音の使い方、など色々なことを発見できると思います。
即興演奏で大切なこと
ヤマハピアノグレード5級 即興Aでは、テーマ→変奏1→変奏2という流れで弾きます。

弾き直しはNGです。止まりそうになってもなんとか踏ん張って弾き続けてください。
大曲でないくても大丈夫です。
はじめは簡単な変奏や伴奏づけで練習すると良いと思います。
名曲でのコード練習法
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